嫌な予感がする / I have a bad feeling about this.

 はしがき

この記事はmast Advent Calendar 2017の18日目の記事です。

mast17の@ITF_onukiです。軽いノリでmastAdCに参加したのですが、ここ1週間は割と皆さん真面目な記事が多くて戦々恐々としながらこの記事を書いています。

しかしこの流れに逆らってでも今回はSTAR WARS愛を存分にぶちまけます。

ネタバレはないので最後まで読んでいただけたら幸いです。

 

開戦(余談)

12月1日。戦いはすでに始まっていました。

 

午前0時

TOHO、ユナイテッド・シネマなどのいくつかの映画館ではすでにSTAR WARSのチケットの販売が始まりました。

 

出遅れた!

僕が気がついたのは時計の針が0:30を回ったところでした。

 

マ?

 これは一大事だ!と急いでチケットの確保をしようとしたその時...

 

LINE ♪

 

 

高校時代の友人がチケットを確保してくれました!

ほーんとにありがとう。

 

*以下STAR WARS最後のジェダイの感想になります。ネタバレはないですが、個人的な評価 もつけているので読みたくない方はここからSTAR WARS論の項目へ飛べます。

 

 

 

 

 

STAR WARS 最後のジェダイの感想

12月15日(金)

公開日当日。

(5限の授業をブッチしてTXに乗り込んだことは内緒)

まぁアレですね。今まで無欠席で授業に出てたので痛くも痒くもありません。

日頃から真面目に生きるのは良いことなのです。

 

さて感想ですが、ひとことでいうと「衝撃」です。

これ以外の言葉が見つからない、今までにない新しいSTAR WARSの形を提示するものでした。

正直な話、中盤が最悪でした。ストーリーはつまらないし、そもそも映像表現がSTAR WARSのそれではない。非常に落胆していました。「こんなのSTAR WARSじゃないよ。」と泣き出してしまいそうになるくらい。

しかし後半以降が素晴らしかった。そうかこれは新たなるSTAR WARSなのかと実感させられました。ep5,6を想起させるシーンやep3を思わせるシリアスな展開。しかしその全てが今までとは違う方向へと進む。今でも信じられない。それほどまでに既存のSTAR WARS観を見事に打ち破っていたのです。

STAR WARSでは常に光と闇が対立していました。そこには必ず希望があります。しかし今作は光と闇、善と悪、強さと弱さ、希望、そしてフォース、その全てが揺らぎ皆が葛藤する。これは何だ?これがSTAR WARSなのか?

そしてルークと2つの太陽のシーン。「そう来たか!」

これは原点回帰なのか、いやそんなものではない。これは変革なのだ。

この作品の副題である"The Last Jedi"には今までのSTAR WARSに終止符を打ち、この物語を更新するという意思が込められているように感じました。

 

と、べた褒めしましたが... 映画としては微妙、というかSTAR WARSに詳しくない人にとっては多分クソつまらないです。本当にクッッソつまんないです。STAR WARSへの第一歩としてこれを見るのは間違いだと断定します。おとなしく旧作を見てからにしましょう。

ちなみにSTAR WARS初心者の方へのススメを最重要項目として最後の方に書いたのでよく読んでください。

 

総評:映画としては微妙。STAR WARSとしては良かった!

これは間違いないと思います。

                                              

個人的STAR WARS

さて本題です。

今回は新作が加わることの意義について語っていこうと思います。

STAR WARSの構成

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このようになっているのですが、

 

ep1~6を監督したジョージルーカスの当初の構想ではSTAR WARSはep1~9で完結する予定でした。しかし彼は結局のところ6作品のみしか作らなかったのです。

しかしルーカスフィルムウォルト・ディズニー・カンパニーに買収され続編の制作が発表され今に至ります。

ここで旧三部作と新三部作のそれぞれについて考察してみましょう。

 

旧三部作はルーク、レイアそしてハンソロの3人にフォーカスしていて非常に物語性が強いという特徴があります。

それぞれのエピソードが個々で完結している面もあり物語として完成されています。

 

一方で新三部作はアナキンやオビ=ワン、パドメといった人物に焦点が当てられているのですが、歴史的事実が淡々と描かれているような印象が強いです。

事実、ep1とep2の間は約10年間の空白があります。またep2とep3の間はクローン大戦という銀河で最も大きな戦争の1つと言える物語が存在するのですが、それは描かれていません。(クローン大戦についてはアニメシリーズ ”クローン大戦”、そしてCGアニメーション映画&TVシリーズ ”クローンウォーズ”として放映されている)

 

このように旧三部作と新三部作には特徴的に大きな違いがあり、全体を見るとなんとなくとっ散らかったような印象を抱きます。

新三部作は“新”ではあるのですが、ただの外伝や旧三部作を補完する役割程度のように感じられてしまうのが現実でした。

 

続三部作が加わることの意義

しかし続三部作が加わることで

  • 新三部作:プロローグ / 前日譚
  • 旧三部作:メインストーリー
  • 続三部作:エピローグ / 後日譚

という構成になり、STAR WARSがより洗練された物語になっていっていると感じています。

各々が違う様相をしているが故にバラバラだったものが最新作「最後のジェダイ」によって、バラバラであることに意義が生まれました。そして深みのある重厚な世界観を生み出しています

STAR WARSは全体を見通した時、その魅了をいかんなく発揮します。

 

まとめ

  • STAR WARS -最後のジェダイ変革そのものである!
  • STAR WARS全体を見てこそ真の面白さがわかる!
  • 続三部作によりさらに素晴らしい物語になる(はず)!

                                              

[最重要]これからSTAR WARSを見ようと思っている方へ

4→5→6→1→2→3→7→8 という順で見ることを強くお勧めします。

 

最後に

今回は続三部作によってもたらされる新たな可能性を語りましたが、まだまだ語り尽くすことができていません。兎にも角にもSTAR WARSを多くの人に布教できたら幸いです。

 余談ではありますが、この記事のタイトル「嫌な予感がする / I have a bad feeling about this.」とはSTAR WARSシリーズを通して多くのキャラクターが口にしてきたセリフです。最新作では誰がこのセリフを放つのかも気にしながら見るとより楽しめるでしょう。